January 13, 2011

イラクvsイラン@アジア・カップ2011カタール

イラク●ニッポン戦以外まで追いかけるつもりはないのだが、この試合はどうしても気になって、一部スキップしつつもビデオ観戦。というのも、この両者とも現在アジア最強国の一角を占めると思われるものの、イマイチ具体的なイメージがわかず、実際どれくらいのレベルなのかを確かめておきたかったから。
●結論から言うと両者とも相当レベルは高い。お互いにライバル意識があるのか、開始早々から決勝戦並みに激しく当たる肉弾戦に。主審の目の届かないところでも相当にやりあっている感じ。しかしともにテクニックは高い。そして従来の中東のイメージを覆すかのように組織的に守備をして、ラインをコンパクトに保って戦う。
●前半は現アジア・チャンピオンであるイラクが優勢に試合を進め、序盤でファーサイドへのクロスを頭で折り返して中に詰めた選手が決める形で1点を先制。しかし前半終了間際、相手のミスからイランがきれいなカウンターを決めて同点に。後半になると少し運動量でイランが勝るようになり、これも終了直前だったがイランのフリーキックに対して、つめた選手たちが競り合いつつも誰もボールに触れず、ボールがそのままキーパーの股間を抜いて入るという決勝点が決まって1-2。イランが逆転勝利を収めた。決勝点はキーパーの不運ともミスともいいがたいところだが、その前からイラクが不用意なミスやファウルを連発していたので、結果には納得。
●どちらもフィジカル・コンディションがよく、見ごたえのある戦いだった。ニッポンvsヨルダンよりもずっと試合のレベルは高い。実力差は感じられず、どちらも優勝候補の資格はある。それだけにイラクには痛恨の勝点ゼロ。彼らのほうがもしかするとサッカーの質は高かったかもしれないが、ディフェンス・ラインとキーパーの「ボールをつなごう」という志の高さが裏目に出た感もあり。しかし初戦からこれだけハイテンションで、イランにせよイラクにせよ決勝まで持つのかなという気もするが。

トラックバック(0)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.classicajapan.com/mtmt/m--toraba.cgi/1621

このブログ記事について

ひとつ前の記事は「新日本フィル記者会見&公開リハーサル 一般モニター募集」です。

次の記事は「シリアvsニッポン@アジア・カップ2011カタール」です。

最新のコンテンツはインデックスページへ。過去に書かれた記事はアーカイブのページへ。

ショップ