●なぜアジア・カップはこういう展開になってしまうんすかね。またしても試練が。ニッポンvsカタール。
●ニッポンはキーパーに川島が出場停止から復帰、右サイドバックには伊野波を入れて、後はこれまでの基本メンバー。所用あって前半途中から見始めたのだが、カタールに先制されているではないか。なんかカタールは多国籍軍な雰囲気。セバスチャンもまだいたのか。ほかにも個人能力の高い選手が何人もいる。しかし前半28分に本田のワンタッチパスから岡崎が抜け出て、最後は香川が押し込んで同点ゴール。カタールの動きが落ち、これでニッポンのペースになるのかと思ったら、そうはいかないんだな、これが。
●後半開始早々、センターバックの吉田がイエローをもらい、イヤな予感が。吉田もナーバスになったように見える。で、後半16分にあっさり2枚目のイエローが出て退場、これで得たフリーキックをカタールが決めてしまう。一人少なくなった上に、勝ち越し点を奪われるとは。この主審はなあ……いや、吉田のイエローがイエローならそれでいいんだが、同等(せめてほぼ同等)の基準を相手にも示してほしいものである。一人少ないニッポンは前田を下げて岩政投入。これでおなじみのアジア・カップが始まった。
●でも今のニッポン代表、本当に偉い。後半25分、香川がキーパーと一対一になり決して易しくないシュートをきれいに決めて2-2の同点。が、さすがにその後はニッポンの運動量がどんどん少なくなり、ボールを持っても上がれない状態に。延長に入れば一人多いカタールが優勢になるのは確実……と思っていたら、後半44分、長谷部の縦パスを香川がもらい、ゴール前でキーパーを交わしてシュート体勢へ、しかし相手ディフェンダーのどう見てもPKというタックルをくらって倒れる、こぼれたボールをフリーの伊野波が蹴りこんで、まさかの逆転。ロスタイムたっぷり4分を耐えて、一人少ないにもかかわらず勝利した。
●ニッポンの2点目、3点目でザッケローニが心の底からのガッツポーズを見せてくれた。あのとき、ザックとワタシの心は一つになった。試合終了後のインタビューでもザックから興奮した様子がうかがえた。スゴい試合だったね、ザック。まあ、ワタシらは毎回こんなような感じなんだけど。
January 22, 2011
ニッポンvsカタール@アジア・カップ2011カタール
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