●今年もいよいよというかようやくというか、東京のラ・フォル・ジュルネ2011記者発表。テーマは既報のとおり「タイタンたち」ということで後期ロマン派に焦点が当てられるのだが、具体的なプログラムが配布されてイメージがわいてきた。たぶんすぐに公式サイトで発表されると思うが、ブラームスとリストに聴きものが多く、そしてシェーンベルクも思っていたよりずっとしっかりやってくれるという印象。「月に憑かれたピエロ」はここで聴かずしてどうするといった感じだが、これも通常版と勅使河原三郎とのダンス・コラボレーション版があるんすよね。
●ブラームス「ドイツ・レクイエム」のオケ伴奏版と四手ピアノ伴奏版もおもしろそう。ブルックナーの弦楽五重奏曲とかあるのか……(ゴクリ)。トータル500曲とかいうからスゴいボリュームで逐一あげてられないが、主役(タイタンたち)が大勢いるだけに今年は多彩だ。
●アーティストも大勢いるんだが、希望を込めての予測。今年は指揮者のチチナゼがスターになる予感。えっ、チチナゼ、誰それって言われるかもしれないが、去年ポゴレリチとの協奏曲で必死になって超奔放なソリストにつけていたあの若い人。ブラームスの交響曲など、今回は八面六臂の活躍となるのでは。
●ピアニストは去年に続いて来るペレス、ペヌティエ、ベレゾフスキー……。ラーンキは前回聴き逃したので今回こそ。あとナント視察部隊からヌーブルジェのブラームスがいいって強く推されている。ブラームスのピアノ曲&室内楽はぜひ聴きたいと思う公演がたくさんあり。
●山田和樹指揮横浜シンフォニエッタとか、金聖響指揮兵庫芸術文化センター管弦楽団とか、下野竜也指揮読売日響とか、日本のオケにも新鮮な顔ぶれが。
●LFJ公式ブログ・レポートやってますので、こちらもご覧いただければ。
February 18, 2011
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2011記者発表
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