●以前にもご紹介した映画館で観るクラシック・コンサート「シネ響 マエストロ6」(音が出ます)であるが、そのシリーズ掉尾を飾るグスターボ・ドゥダメル指揮シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラの公演が、2月26日(土)より新宿バルト9にて公開される。ラヴェルの「ラ・ヴァルス」と「ダフニスとクロエ」第2組曲、マルケス、ヒナステラ、レブエルタス、フェルナンデスらラテン・アメリカ作品、最後にバーンスタイン「ウェスト・サイド・ストーリー」の「マンボ」という構成。これは盛り上がるだろうなあ。
●「映画館でオペラ」というのは自分の中ではもはや新しい娯楽として定着しているのを感じるんだが、「映画館でコンサート」というのがありなのかってところがポイントか。ちなみにLAフィルはLAフィル・ライヴっていうのを北米の映画館に配信している。成功しているのかどうかは知らない。
●ドゥダメルつながりでもう一つ。シモン・ボリバル・ユース・オーケストラの弟分ともいうべきオーケストラ、エル・システマ・ユース・オーケストラ・オブ・カラカスが来日する。シボン・ボリバル音楽院とカラカス音大の生徒で構成される若いオケで、指揮者がやはりドゥダメル同様「エル・システマ」で育った84年生まれのクリスティアン・バスケス。まだ聴いたことがないのでなんとも言えないが、第2のドゥダメル的な期待をつい持ってしまう。公演は3/31サントリーホールで、サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」とショスタコーヴィチの交響曲第10番という、やたら重くて熱そうな(笑)プログラムを組んできている。(→ KAJIMOTO / チケットぴあ)
February 22, 2011
「シネ響」でドゥダメル、サントリーでバスケス
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