June 20, 2011

新潟でイタリアン、新潟vs仙台戦@ビッグスワン

●この週末は新潟に出張。非常に有意義であった。まずは毎週土曜日23時放送のFM PORT「クラシックホワイエ」収録。新潟の番組でありながら実はこれまでずっと東京で収録していたのであるが、今回ようやく新潟で収録することができた。吉。やはり現地に行かねば。FM PORTはカッコいいビルにオフィスを構えていた。さらに市内のクラシックCD専門店「コンチェルト」さんにもおじゃますることができたし、「りゅーとぴあ」も訪問できたし、さらにラ・フォル・ジュルネ新潟のSさんにもご挨拶できた。歓待してくださった皆さまに深く感謝。そして今回の新潟行きの裏テーマに設定していた目的も達することができた。ついに謎のB級グルメ「イタリアン」を初体験したのだ。
これがイタリアンだ!●新潟には「イタリアン」っていう麺類があって、市民のソウルフードになってるって言うんすよ。で、これが名前に反して、焼きうどんか焼きそばか、いや中華麺かな、それにソース焼きそばみたいにキャベツとかモヤシが具になってて、なぜかミートソースがかかっている。食材といい調理法といい、すべての面でイタリアからほど遠いけど「イタリアン」。しかも「ボローニャ風イタリアン」とか「和風イタリアン」とか謎すぎるバラエティに富んでいる。市内のいたるところにイタリアンの店があるっぽい。前から気になっていたので、新潟で会う人会う人に「イタリアンって新潟のソウルフードなんすよね?」って話を振ると、なぜか「ええーっ、いや、その……」と言葉を濁されることがあって謎が深まるのだが、唯一LFJ新潟のSさんが全力で「みかづき」のイタリアンを勧めてくれたので、そこで食べたのである。写真は標準のイタリアンとカレーイタリアン。まるでマクドナルドみたいに、ポテトとコーラを付けてセットにできるというのが衝撃だった。なおイタリアンにも二つの流派があるようで、新潟市では「みかづき」のようなセットメニューが典型らしいが、長岡市のイタリアンでは餃子がセットに付くのが標準形らしい。餃子かぁ……あくまでもイタリア的ではないところが潔い。
●で、味だ。一見くどそうに見えるのだが、「みかづき」で食べた限りで言えば、実はあっさりしている。むしろ焦点がどこに当たっているかわからない「曖昧さ」が印象に残る。主張が控え目なので、一回食べても「む、これはなんの食い物だ?」という謎度ばかりが高まるのだが、おそらく二回三回と重ねるとクセになると見た。この「みかづき」というお店だけでも県内26店舗もあり、お店のロゴに「新潟っ子と100年」と書いてある。スゴい人気だ。
●なお同じく新潟でしか知られていないものとしては、「サラダホープ」というあられがあるそうなのだが(コンビニでも売ってるらしい)、こちらはゲットできず。次に機会にきっと。
●そして、ビッグスワンで新潟vs仙台戦を観戦。ずいぶん前にJ2時代の新潟vs水戸戦を一度観戦したことがあるがそれ以来のビッグスワン。観客数は2万3千人と一時に比べれば減っているようだが、それでも十分盛況という感じがする。アウェイ側ゴール裏に大勢の仙台サポが来ていたのが驚き。不調の新潟と無敗の仙台ということで、前半は仙台がやや押す展開。仙台はシンプルにパスを回しながらサイドからクロスを入れるという攻撃を繰り返し、特に新潟の右サイドの裏を突いてきた。梁勇基をはじめ(うまいなあ)、関口、太田、赤嶺らタレントもそろっている。新潟はブルーノ・ロペスの高い個人能力以外に攻め手を欠いていたが、後半になるとボールが回りだし、チャンスが増える。後半27分に新潟が三門のゴールで先制すると、相手の運動量も落ち、後は時間を消費するだけの展開に。どう考えてもこのまま1-0で新潟が勝つ試合に見えたが、終盤から仙台の運動量が回復して、ロスタイム5分に菅井が粘りの同点ゴール。いや、それどころか仙台はそこからもう一点取る可能性すら見せた。驚異の無敗記録継続。新潟は若い大型フォワード川又堅碁が楽しみな存在。これからすごく伸びるかも。
●東京人のソウルフードってなんすかね?

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