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July 11, 2011

週末フットボール・パラダイス~横河武蔵野&コパ・アメリカ

jfl●土曜日は武蔵野陸上競技場でJFLの横河武蔵野FCvsカマタマーレ讃岐。JFLはこのブログではおなじみ日本サッカーの3部リーグであるわけだが、カマタマーレ讃岐は初登場であろう。明らかに讃岐うどん感の漂うこのネーミング、「釜玉うどん」とイタリア語で海を意味する「マーレ」を合体させて「カマタマーレ」と名づけられた香川県のクラブである。エンブレムの真ん中にあるのは……うどん!! えっ、マジでそんなノリ? コシのあるディフェンス、ダシのきいたオフェンスで、看板に偽りなし。元ジュビロ、元京都の西野泰正がいた。
●今季絶不調の横河武蔵野、この試合は「まず組織的守備から」というかつてのスタイルで臨んだはずだが(高松はベンチ外)、後半ロスタイムに失点してまさかの4連敗。だが内容は悪くなかった。気温33.6℃、午後3時キックオフの試合だが、走り勝っていたのは武蔵野。最後は讃岐の足が止まっていたのだが、チャンスに決めきれず。お互い決定機を逃しすぎたのは暑さのせいか……。これまで「門番」としてJ準加盟クラブを苦しめてきた武蔵野だが、今季は下の危険水域に近づいている。一度JFLから落ちると、次にあがるのは茨の道。復調を願う。
conmebol●コパ・アメリカのほうは、ブラジルvsパラグアイ戦で、またもブラジルが引分け。2-2。ブラジルが自由にパスを回せない。ロビーニョを使わなかった。パト、ネイマール、ガンソ、ラミレス、ジャジソン……。ジャジソンのゴールで先制したが、サンタクルスとバルデスに決められ逆転され、あわやこのまま敗戦かという90分に、やっとフレッジの同点弾。局所的にはブラジルらしさも垣間見えるので、単にスロースターターなだけだと信じたい。パラグアイはワールドカップのときと同様の、固くて強い完成されたチーム。
●ウルグアイ1-1チリのほうが盛り上がっていたか。チリは相変わらずの「モテたいサッカー」。パスを細かく回して(自分たちの技術以上に)華麗に攻めようとする、でも(体格の不利があるので)守るときはかなり激しくいかざるをえない。オレたち強いんだぜ、カッコいいんだぜ、男らしいんだぜ、という欧州サッカー界には希薄なマチズモを感じさせてくれる。ゴールを決めたアレクシス・サンチェスがすばらしい。

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