October 4, 2011

クライストチャーチ交響楽団@アジアオーケストラウィーク2011

●「アジアオーケストラウィーク2011」でニュージーランドのクライストチャーチ交響楽団演奏会へ(オペラシティ)。サッカー界ではオーストラリアはアジアである一方でニュージーランドはオセアニアなのであるが、アジアオーケストラウィークではニュージーランドもアジアなのだ。ニュージーランドからやってきたオケがなにをやるかといえば、なぜかラウタヴァーラの交響曲第7番「光の天使」。こんな南にあるオケが北極近くの作曲家の曲を演奏するとは。でも緯度が高いっていう意味ではお互い一緒か。トム・ウッズ指揮。
●この演奏会はすごく楽しかった。ラウタヴァーラを生で聴けたっていうこと以上に、はるばる海外ツアーにやってきたオケのモチベーションの高さ、それを迎え入れる会場の雰囲気の暖かさが吉。前半のニュージーランド人作曲家クリス・クリー・ブラウン作品も、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番(ジョン・チェン独奏)も実はあまりピンと来なかったんだけど、にもかかわらず大満足。舞台と客席との交感があるっていうことなのかなあ。ラウタヴァーラの終楽章が終わってしまうのが惜しく感じられた。こういう演奏会だとハッピーな気分で帰れる。出演者のネームバリューとは無関係にあったりなかったりする演奏会ならではのなにか。
●本日4日は同じくオペラシティで山下一史指揮仙台フィルが登場(つまりクライストチャーチと同じく、今年大地震で被災した地域のオケを呼んでいる)。ワタシは残念ながら都合がつかないんだけど、当日券は全席種販売されるとのこと。また、10月5日には仙台市青年文化センターにて、仙台フィルとクライストチャーチ交響楽団の合同演奏会が開かれる。

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