October 10, 2011

3-4-3復活

●うっかりして金曜日のニッポンvsヴェトナム戦を見逃してしまった。テレビの番組表からサッカー中継を検索する際にBSしかチェックしてなかったのが敗因。地上波の存在を忘れていた。まあ、でもよかったのかも、火曜日のW杯予選に向けた練習試合なんだし。
●ザッケローニはヴェトナム戦で3-4-3をテストしたとか。3-4-3はかつてザッケローニが一世を風靡した頃の得意の戦法でもある。最初、ザッケローニがニッポン代表監督に就任した頃、「まさか今さらカビの生えたような3-4-3を引っ張り出すんじゃないだろうな、この4バック全盛時代に……」と思っていたのであるが、これはワタシの認識不足だったんである。今欧州じゃ3-4-3がすっかり復活してるっぽい。最近録画したBSの試合をチラっと見た感じだとスペインでもイタリアでも3バックは珍しくない。流行ってのは移り変わるものであり、去ったと思ったらまたやってくるものであるのだなあ。
●ところで今も「3-4-3は攻撃的」と言われてるみたいだが、ワタシにはこれがよくわからない。昔のアヤックス的な3-4-3が当時の標準形である4-4-2や3-5-2に比べて攻撃的だというのはわかる。だって3トップなんだから。でも今は4バックでも前線は3枚というか1枚というか、中央に一人、両サイドワイドに2人がフツーじゃないすか。4-2-3-1あるいは4-3-3といった形。それに比べると3-4-3は前線の形は同じなわけで、センターバックが一人増えている分、むしろ守備的に感じられる。ワタシはまちがってるのかなあ?
●もっといえば、フォーメーションにかかわらず、4バックはセンターバックが2枚だし、3バックはセンターバックが3枚というのは昔も今も変わらない。3バックってのはもっとも守備的なポジションであるセンターバックを1人多く入れるってことだから、基本的には地味になる(ヴェトナム戦でもディフェンス登録が5人も先発していたわけだ)。だからファンの立場からすると、楽しいものではないと思うんだな、3バックって。

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