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October 12, 2011

ニッポンvsタジキスタン@ワールドカップ2014アジア3次予選

タジキスタン●本来ならシリアと戦う予定だったのだが、シリアが「2次予選で無資格の選手を出場させたため」という理由で(ホントに?)失格になり、タジキスタン代表という未知のチームと戦うことになった。
●これでウズベキスタンみたいなモダンでフィジカルの強いチームが出てきたらびっくりだったわけだが、サプライズの方向としては逆。近年の代表戦ではまず目にできないような一方的な展開に。練習試合でもこんなにゴールは決まらない。まさかのニッポン 8-0 タジキスタン。8ゴールもさることながら、タジキスタンに実質的なチャンスが一度もなかったことに驚く。前半途中から戦意を喪失してしまったように見えた。
●GK:川島永嗣-DF:駒野、今野、吉田、長友-MF:遠藤、長谷部(→細貝)、中村憲剛-FW:岡崎(→藤本淳吾)、香川、ハーフナー・マイク(→李忠成)。ハーフナー・マイクがニッポン代表初先発初ゴールで感慨深い。5年前、彼がマリノスでJリーグ・デビューを果たしたときにこのブログで将来のニッポン代表候補と紹介したのであるが(珍しく予想が当たった。笑)、結局マリノスを去って甲府でブレイクした。ついに代表でゴールを決めてくれて嬉しい。ハーフナーは強い相手と戦うと、あの長身にもかかわらず昔から競り合いに弱い感がある。相手ディフェンスの前に強引に身体を入れられるようにならなければ。オフ・ザ・ボールの動きの質もまだまだ。ザッケローニが2ゴールを決めたハーフナーを後半早々に引っ込めたのは、今後戦う強い相手に対策を立てられたくないからなんだろう。でもハーフナーはまだまだ伸びるはず。むしろこれから。
●相手の状態が悪すぎたので参考値ではあるけど、トップ下の中村憲剛はスムーズに機能。心強い限り。得点はハーフナー・マイク2、岡崎2、駒野、香川2、中村憲剛。香川の2点目はクロスが入ったように見えたけど、本人は「狙った」といっている。内田篤人不在とはいえ、駒野の代表定着度の高さは驚異的。でもこれが代表初ゴールだったとは。
●タジキスタンは経験のなさで無抵抗な試合を許してしまった。かつてのニッポンと同じ。選手はともかく、監督までニッポンをリスペクトしすぎているのは問題。選手がずっと下を向いたままになってしまった。アウェイの大観衆に飲み込まれてしまった影響は大きいはずなので、おそらく彼らのホームではまるで別人のようなチームになってファイトするのでは。ホームではウズベキスタンと0-1だったんだし。

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