●17日のN響定期はネーメ・ヤルヴィ指揮(サントリーホール)。本来ならイルジー・コウトが指揮する予定だったのだがケガのために来日できず、ネーメ・ヤルヴィ、準・メルクル、ワシーリ・シナイスキーの3人で、定期公演の3プログラムを分担した。曲目変更なし。
●で、今パーヴォ・ヤルヴィ指揮パリ管弦楽団が来日しているので、たまたま世界的指揮者の親子がともに東京に滞在している。なんだかスゴい。お忍びでクリスチャン・ヤルヴィも来日してたりしないんだろか。ていうか、父兄弟全員指揮者の家族ってどんな雰囲気なんだろ……。
●この日、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲でソリストを務めたのはセルゲ・ツィンマーマン。なんと、フランク・ペーター・ツィンマーマンの息子だ。親子でヴァイオリニストは珍しくはないかもしれないが、フランク・ペーターの息子がもうそんな年齢だというのに驚く。1991年生まれ。「ヤルヴィ指揮ツィンマーマン独奏」の前者は父のほうで後者は息子のほうだったわけだ。
●ドヴォルザークのスラヴ舞曲第1番、交響曲第7番、ともにパパ・ヤルヴィの開放的で大らかな音が鳴っていたと思う。ヤルヴィはベルリン・フィル定期でドホナーニが降板したときも代役を引き受けてくれたんすよね。その後、定期に招かれている。N響でもまた聴いてみたい。
●ゲストコンサートマスターにロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のコンサートマスター、ヴェスコ・エシュケナージが招かれていた。
November 18, 2011