December 26, 2011

サンタvsゾンビ、そして全世界ゾンビ地図

●メリークリスマス。みなさんのもとにサンタクロースはやってきたのであろうか。やってきたかもしれない。あるいは来なかったかもしれない。サンタにもいろんな事情がある。大人にいろんな事情があるように……。
●「サンタvsゾンビ」などあちこちの記事で紹介されているが、オックスフォード大学のインターネット研究所が全米各地でサンタとゾンビのどちらがよりGoogle検索されているかについて調査している。リンク先のマップを見ればわかるように、さすがクリスマス・シーズン、ほとんどの地域ではサンタがゾンビに勝利している。だが、ゾンビが勝利している地域もある。サンフランシスコのベイエリアとかシアトルとかヒューストンがレッドゾーンになっている。これらの地域ではサンタどころではないのだ。人々は答えを求めて検索窓に Zombies と打ち込んでいる真っ最中だ。彼らはなにを知りたいのかって? 言わせるなよ……。
●さて、上記は全米での「サンタvsゾンビ」についての対決結果であるが、もっと直接的な調査結果を知りたくないだろうか。すなわち「全世界におけるゾンビ検索度」だ。さすが、オックスフォード大学である、その辺の調査結果もきちんと発表してくれている。以下がその感染地図だ。
Mapping zombies

●現在のゾンビ禍が明快に可視化されている。米国の大都市部において事態は深刻であり、欧州も一部局所的に危機的状況にある。そして日本。日本にもたしかに関東と関西において第2レベルの汚染が観察されている。しかし欧米の都市圏に比べれば、逼迫した状況とは言えないだろう。また、つい赤い円の大きさばかりを注目してしまうが、全世界で見ればほとんどの地域においてゾンビは不検出である。調査結果を冷静に受け止め、デマに惑わされることなく落ち着いて行動したい。現状、どこが安全かについて早まった結論を出すつもりはないが、人口密度とゾンビ度には相関関係があるように見える。念のため、人ごみは避けるのがいいかもしれない。人ごみに出かけた場合はこまめな手洗いを推奨したい。うがいもいいだろう。マスクの有効性については疑問を感じる。

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