●ともに最終予選進出を迎えた後でのニッポンvsウズベキスタン戦。これは消化試合なのか、1位&2位決定戦なのか。ニッポンは海外組を中心にベストメンバーを組んできた。もともとこの時期、Jリーグはシーズンオフ。これまで代表にとっては苦戦続きの季節だったわけだが、代表が海外組(というか欧州組)だらけになったおかげで、自然とベストのメンバーが組めることになった。ウズベキスタンはカードの累積で主力が5人ほどいない。おまけにニッポンのホームゲーム。これはW杯予選とか言いつつも、親善試合みたいな雰囲気でスルッと勝っちゃうんだろうなあ……と思ったら、負けた。完敗。0-1。偶発的に負けたっていうより、ウズベキスタンの堂々たる勝利。
●うーん、この言い訳のできない負けっぷりは久々。ウズベキスタンはコンディションよかったっすよね。後半運動量落ちるだろうと思っていたら、落ちたのはニッポンだったし。失点はカウンターから。サイドからきれいなクロスボールが入った。
●ニッポン代表。ウワサの宮市亮は出番なし。この展開ならしょうがない。GK:川島-DF:内田、吉田、今野、長友(→駒野)-MF:遠藤、長谷部、香川-FW:岡崎、藤本(→乾)、ハーフナー・マイク(→李)。前半はよくボールも回っていたし決定機も多かった。そこで決めていれば展開も違っただろうが、後半は中盤のダイナミズム、積極的な仕掛けを欠いて失速。きれいにボールを回そうとするが、チャンスは少ない。全体に両サイドからのクロスボールも物足りない。ハーフナーはほとんど何もできず。
●1位通過を目指すといいつつも、やはり最終予選進出がすでに決まっていると、こういった試合になるのはしかたがないのかもしれない。が、ザッケローニの完成されていたチームが下り坂に入ったかのような印象も受けてしまい、後味はかなり悪い。北朝鮮戦の負けとは種類が違う。
●最終予選、ニッポンとウズベキスタン以外にはオーストラリア、イラン、イラク、ヨルダン、オマーン、韓国、レバノンが進出決定、もうしばらくで残りの1枠も判明すると思うが、サウジアラビアの敗退が決定しているのに驚く。盛者必衰。中国も敗退。
February 29, 2012