●先日決まったワールドカップ2014ブラジル大会アジア最終予選組合せを確認しておこう。
グループA:韓国、イラン、ウズベキスタン、カタール、レバノン
グループB:オーストラリア、イラク、ヨルダン、オマーン、日本
●ニッポンは最近FIFAランキングを落として第1シードからは漏れてしまった。印象としては厳しいグループに入ってしまったな、とは思う。
●ここまで来たらどこも強いわけだが、あえていえば、最強と思われるオーストラリアと同組になったのが惜しい。あともうひとつ、前アジア・チャンピオンでありジーコ率いるイラクと同組になってしまった。イラクは中東最強国という認識。サウジアラビアが落ちていることからもわかるように、中東の勢力図はすっかり変わった。最終予選に中東勢が多いということは、彼らにとっては移動面で有利だろう。ニッポンも欧州組が多くなってきたので、欧州からの移動を考えるとホームゲームが実は移動距離が大きくなるというのも近年の新たな難題。ウズベキスタンが来なかったのだけは幸運。
●アジアでの実力差が均衡してきたので、今回は新鮮な顔ぶれがワールドカップに進むかもしれない。たとえばAがウズベキスタンとカタール、Bがイラクとオーストラリアで東アジア勢が沈む可能性も十分あるわけだ。もしグループで3位になった場合は、3位同士でホーム&アウェイを戦って、勝ったほうが南米5位とホーム&アウェイを戦う2段階プレイオフが待っている。こちらに回ったチームは、試合数がかなり多くなる。選手の召集とコンディションでかなり有利不利ができてしまいそう。