●昨晩はサントリーホールでダウスゴー指揮新日フィル。チャイコフスキー幻想序曲「ロメオとジュリエット」、シベリウスの交響曲第7番、ニールセンの交響曲第4番「不滅」というロシア&北欧プロ。前半も十分にすばらしかったが、白眉は「不滅」。快演。予想以上に熱い演奏だったが、最強奏から息を呑むような弱音までよくコントロールされていて、美しい響きのニールセンを聴くことができた。二人のティンパニの掛け合いをはじめとするこの曲のケレン味、カッコよさをたっぷりと満喫。ダウスゴーは暗譜。客席は(こういうプログラムだから?)空席も目立ったが、盛んにブラボーも飛んでいて、熱心な人が集まったときのいい雰囲気が生まれていた。このクォリティのコンサートが一日だけというのはもったいない気もするが、しょうがないのか……。
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●本日より「東京・春・音楽祭」が開幕(リンク先、音が出ます)。4月8日まで、上野を中心に約80公演が開かれる。アダム・フィッシャー指揮NHK交響楽団の「タンホイザー」演奏会形式という目玉公演がクローズアップされるが、美術館や博物館でのリサイタル、室内楽など、メニューは結構多彩。4月1日から東京都美術館がリニューアルオープンするので(2年間休館していた)、同館にも公演と合わせて足を運んでみたい。
March 16, 2012