June 9, 2012

ニッポンvsヨルダン@2014年ワールドカップ アジア最終予選

ニッポン!●まさかの展開。まさか、最終予選でこんなに楽に勝ててしまうなんて! ニッポンvsヨルダンは6-0の近年の代表戦では珍しい大差の試合に。2点リードした前半27分に相手の14番が2枚目のイエローで退場してくれたおかげだが、それ以前の段階でもスムーズにパスが回り、バルセロナ風味の楽しいサッカーでヨルダンを圧倒していた。
●先発はGK:川島-DF:内田、吉田(→栗原)、今野(→伊野波)、長友-MF:遠藤、長谷部-岡崎、本田(→中村憲剛)、香川-FW:前田。追い風が吹きまくったこの試合で、唯一の誤算は前半44分に吉田麻也が膝をひねって負傷交代したこと。代表から離脱。次のオーストラリア戦は栗原あるいは伊野波がセンターバックを務めることになりそう。栗原については自分のチームの選手であるからどうしても厳しく見てしまうわけだが、キツく行けばファウルを取られ、ジャッジを気にすると甘くなる、という守備のとまどいぶりに既視感。しかしセットプレイでの高さでは非凡なものを見せてくれて、終了間際に頭で叩きつけて代表初ゴール。祝。
●次との間隔が短いのでコンディションを考えて、香川か、あるいは前田、遠藤あたりを早めに下げるかなと思ったら、後半早めに本田(PK蹴ってハットトリック)を中村憲剛に。さらに今野を伊野波に代えて公式戦ではきわめて珍しいセンターバック2枚代え。伊野波の起用はテストの意図と今野のイエロー累積1枚を考慮してという両面があった模様。
●6得点は前田、本田、本田、香川、本田PK、栗原。前半の4点でゲームは終わっていた。ヨルダンはアグレッシブさを欠き、最初から受けに回りすぎた。攻撃時に前線に早めにボールを入れるという戦術も不徹底。ニッポンをリスペクトしすぎたのか、満員の埼スタに萎縮してしまったのか。
●この試合後に行なわれたオマーンvsオーストラリアは0対0の引き分け。アウェイの中東戦の難しさを考えるとオーストラリアにとってそれほど悪い結果ではないが、てっきりオーストラリアが勝点3を得るものと思っていた。ここまで順調な序盤は予想外。

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