●EURO2012は決勝トーナメントへ。ワールドカップとくらべると進行が早いのがEUROのいいところ(?)。まずはチェコvsポルトガルであるが、前にも書いたようにワタシはこの両国のどちらかが優勝すると予想している。
●試合は序盤から縦に急ぐ展開が両者ともに目立ち、スペクタクルに乏しいものになった。やはり一発勝負となると慎重になる。クリスチャーノ・ロナウドはなぜいつもあんなにイライラしているのだろう。独り、主審と見えない戦いを繰り広げている。そしてテラテラと輝く頭髪のポマード。セクシーポーズ満載のフットボーラー。ポスティガがんばれ。チェコのほうが好感度はずっと高いが、この試合をエキサイティングと讃える気はしない。
●ようやく79分に右サイドからモウティーニョがすばらしいクロスを上げて、これをクリスチャーノ・ロナウドが頭で叩きつけてゴール。ポルトガル先制。ああ、やっぱり。ロスタイム、チェコがコーナーキックのチャンスを得ると(1/40の確率でゴールになるよっ!)、ゴールキーパーのチェフもゴール前まで上がってきた(これで確率はいくらか上がっただろう。1/39とか?)。チェフが決めていれば伝説の扉が開かれることになったのだろうが、最後まで何も起きなかった。0-1。優勝はポルトガルの一点に賭けるしか。
●さて、これから準々決勝ドイツvsギリシャだ。時節柄、「債権者ダービー」などと呼ばれるこの試合、ドイツからメルケル首相も駆けつけるとか。EUROの行方はEURO2012で決定されるのか。ドイツが勝った場合、ギリシャはあらゆる緊縮策を受け入れることになる。一方、ギリシャが勝った場合、欧州の通貨はユーロから新生ドラクマへと移行する。ウソです(←言わなくてもわかるから)。
June 23, 2012