●フィレンツェ歌劇場が今年11月の来日を発表している。なんと、チャン・イーモウ演出の「トゥーランドット」を東京ドームで上演するのだとか(Il Maggio torna a Tokyo con Turandot)。指揮はズービン・メータ。
●東京ドームでオペラというとバブル期の「アイーダ」を思い出す。代々木体育館でもあったっけ。「オペラ」という言葉が誰でも知っている日本語に登録されたのは、世の中全体が狂騒的なお祭り気分に浸っていたあの時代だったと思う。
●さてEURO2012、まもなく決勝戦、スペイン対イタリアへ。ここまでを見ているとスペインにはかつてほどの輝きは感じられない。ポゼッションという点では相変わらず最強で、イタリアに対してもゲームを支配するだろうが、見ようによってはゲームを停滞させるための守備的ポゼッションであって、「伝説」の予感はかなり薄い。あるとすればイニエスタのなにか。傍から見てイタリアのほうがおもしろそうとはなんという予想外な展開なのか。1-0でスペインが勝つといういかにも寂しい決勝戦は避けたいものだが。
July 1, 2012