●12日はサントリーホールで広上淳一指揮の読響定期へ。武満徹「トゥイル・バイ・トワイライト」(1988年の読響創立25周年記念委嘱作品)、ベルリン・フィル首席の清水直子を独奏に迎えたバルトークのヴィオラ協奏曲(ピーター・バルトーク版)、リムスキー=コルサコフの交響組曲「シェエラザード」というプロで大盛り感あり。広上淳一指揮の武満作品は5月にN響で「フロム・ミー・フローズ・ホワット・ユー・コール・タイム」を聴いたばかりなので、ここでも打楽器無双な編成の「トゥイル・バイ・トワイライト」で姉妹編を聴くかのような気分に。精悍なヴィオラ協奏曲の後は、意外なアンコールで、ソリストの清水直子さんとヴィオラ首席の鈴木康浩さんとでバルトークの「44の二重奏曲」から2曲という趣向。聴きごたえ大。二人はベルリン・フィルでいっしょに弾いていた間柄のよう。後半の「シェエラザード」は広上節炸裂で豪快だった。もっちり濃厚なアラビアン・ナイト。ブラボー多数。
●同日、AKB48の松井咲子が日テレ「読響シンフォニックライブ」の新司会に抜擢されるというニュースが! おそらくAKBファンがいっせいに「読響ってなに?」と検索したはずであり、この日は読響史上に残る被検索数が打ち立てられたのでは。一方ワタシは「松井咲子って誰?」って画像検索したのであった、スマソ、赤羽48。
July 14, 2012