●気がついたら出ていた、「とりぱん」13巻。えっ、もう13巻? 身近な鳥の生態を中心に東北ケダモノライフを描くというだけの身辺雑記的題材ですでに13巻。恐るべし、このネタの枯れなさ具合。どうということのない日常の描き方が吉。
●とはいえ、さすがに鳥ライフに毎年そんなに大きな変化があるはずもなく、季節が巡るのと同じようにネタも巡る。ヒヨドリは相変わらず強気一辺倒だし、ツグミはけなげで、オナガは毅然としている。ここまで付き合ってきているんだから、これで無問題。「お約束」を創作できるって偉大だ。
●「とりぱん」は東北が舞台だけど、登場する鳥の過半は東京でも身近にいる鳥なんすよね。今回ハクセキレイとかムクドリがチラッと出てきたけど、これらはまさに近所でよく見かける鳥。ハクセキレイは駐車場なんかをツンツク歩いているし、ムクドリはその辺の公園でもグワッと群れてる。ヤツらはある一線を越えるとカラス、ハト、スズメの類に仲間入りをしそう。
●巻末にヒツジとOLコミック「るりさんとめるりさん」第2回が載っていて、これが秀逸。もう最高っすね。
August 18, 2012