●19日、あずさに揺られて松本へ。サイトウ・キネンでオネゲル「火刑台上のジャンヌ・ダルク」が上演されるこの日、多くの音楽関係者が松本を訪れているというのに、わき目も振らずにアルウィンに直行するビバ下部リーグ野郎。J2、松本山雅FC対ロアッソ熊本戦へ。かねてより訪れたいと思っていたアルウィンはさすが専用競技場、ピッチが近くて、見やすい。山を背景に見るサッカー。屋台類も豊富。最強に強まる観戦環境。ゴール裏は緑に染まって、サポーターも熱い。
●キックオフ前にアウェイ熊本サポに対して「信州へようこそ」的なアナウンスが。松本山雅サポから暖かい拍手。軽いカルチャーショックを受けるが、これは見習いたい。数十人でも赤いユニを着た熊本サポがいる、松本に。
●松本山雅は反町監督、熊本は高木琢也監督。ともにJリーグ初期を支えた名選手が監督業を継続できている数少ない成功例か。熊本には藤本主税などJ1で活躍したベテラン選手もいる。松本山雅は3バックを採用。守備組織がしっかりしているという印象で、3人のバックラインに随時逆サイドの中盤の選手が下がって空いたスペースを埋めつつ、中盤底のユン・ソンヨルがバランスをとりながら相手の好機の芽を摘む。攻撃時に決定機をなかなか作れず、両者決め手を欠いて0対0のドロー。山雅としては勝てる試合だったと思う。
●ハーフタイムにはミニ花火大会も。観客数11,142人は立派。松本市の人口は24万人。すっかり町に根付いている雰囲気。観客はファミリー層が圧倒的。ほんの少し前まではJFLで横河武蔵野と戦っていたのに。
●最近JFLを中心に観戦しているので、たまにJ2に来るとメジャー感に圧倒される。
August 20, 2012