February 8, 2013

映画館はオペラの夢を見るか?

●「パリ・オペラ座ライブビューイング」が2月22日からスタートする。先行するMETライブビューイングと同様、「映画館で観るオペラ」にいよいよパリ・オペラ座も進出。今季はオペラ5作品、バレエ3作品が上映されるとか。歌手のインタビューやバックステージの取材などもさしはさまれるということで、METライブビューイングに近い雰囲気だろうか? プレス向けの試写会が2度ほどあったのだが、都合のつかない日時だったのでワタシは未見。METライブビューイングもスタート当初から相当試行錯誤して今の完成形にたどり着いた(ずいぶんよくなったと思う)。はたしてパリ・オペラ座のほうの完成度はどうだろう。
●本家(?)METライブビューイングは明日からドニゼッティ「マリア・ストゥアルダ」新演出。ジョイス・ディドナートが歌う。
●で、その次の回、3月9日からの「リゴレット」はマイケル・メイヤーの演出で、舞台が20世紀前半のラスヴェガスに置き換えられる。「女性をモノのように扱う即物的な世界観は一昔前のラスヴェガスに重なる」とかいうことなんだが、このドレスリハーサル映像が最強に強まってる。ド派手なヴェガス風セットでマイクを片手に「あれかこれか」を歌うシナトラ風マントヴァ公爵(ピョートル・ベチャワ)。いいなあ。ゴージャス。楽しすぎる。


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