●いよいよGoogleが定額制音楽配信サービスを米国内で開始。サービス名はGoogle Play Music All Access。月額9.99ドルで聴き放題。Spotifyを筆頭とする先行する同種のサービスに強力なライバルが誕生したことになる。
●米国外へのサービスは今後の話になる。で、音楽配信事情に関して言うと、日本はいまだ軽い鎖国状態にあって、Google Play Music All Access以前にSpotifyも上陸していない。一方で、日本企業による定額制音楽配信サービスが次々とスタートしつつある(参照:音楽配信、聴き放題サービス続出のワケ)。どこのサービスが生き残るかはわからないし、SpotifyやGoogle Play Music All Accessがいつ上陸するかもわからないが、ようやく定額制音楽配信サービスが本格的に定着してくれそう。
●クラシック音楽に関しては、すでに日本では「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」が圧倒的に先行している。ジャンルに特化していて、なおかつローカライズされている点が大きな強み。オールジャンルの定額配信サービスが海外から上陸したとしても、曲名やアーティスト名が日本語化されるとは思えないので。ただ、今後メジャーレーベルの音源がどうなるか、っていうのが気になるところ。
●SONYのMusic Unlimitedはメジャー音源も豊富でカラヤンもバーンスタインもクライバーも聴けるんだけど、クラシック界隈ではイマイチ話題になっていない気がするのはどうして? 音源数が足りないのか、検索性に問題があるのか、独特のインターフェイスが嫌われているのか。AACの320kbpsの高音質オプションというのがスタートしてるみたいなんだけど、どうなんすかね。利用者の感想求む。
May 16, 2013