●コンフェデレーションズ・カップのナイジェリアvsスペイン戦でのスペインの3点目なんだけど、自陣深いところからのフリーキックでビジャがロングパスを放り込み、これにジョルディ・アルバが走りこんで、自陣から独走してゴールを決める場面があった。あのとき、ナイジェリア選手がハーフラインのあたりで一瞬止まりかけてしまって、ジョルディ・アルバを追いかけられなかったんすよね。
●オフサイドかどうかの判定はパスが出た瞬間で判定されるんだから、この選手は足を止めずに全力でジョルディ・アルバを追いかけるべきだったんだが、一瞬「オフサイドにできるかも?」と思って減速してしまったのかもしれない。しかし、ルール上、オフサイドは自陣では適用されない。ボールが出た瞬間、ジョルディ・アルバは自陣にいたので、相手ディフェンスの位置がどこであろうとオフサイドにはならない。たぶん、ビジャは蹴るときに相手の最終ラインがうっかり上がりすぎているのを見て放り込んでいて、このあたりもよく言われる「経験の差」の実体なのかなあという気がする。
●ちなみに、たまに忘れられがちなルールとして、スローインのときはオフサイドにならないというのがある。これを利用して、味方のスローインの時、相手ゴールキーパーまで水をもらいに行って、そのまま相手陣内奥深くに残ってボールをもらってアシストを決めたというロナウジーニョのずる賢いプレイがこちら。
June 27, 2013