●18日はサントリーホールでクリスチャン・バスケス指揮東フィル。レブエルタスの「センセマヤ」、ブラームスのヴァイオリン協奏曲(前橋汀子)、ベルリオーズの幻想交響曲というプログラム。バスケス初来日。2011年3月にエル・システマ・ユース・オーケストラ・オブ・カラカスとの来日公演を聴ける予定だったのだが公演中止になり、その後2012年7月に東フィルを指揮する予定だったのがこれも来日中止になり、今回ついに初めて。容貌は全然違うけど、指揮ぶりはドゥダメルにそっくり。棒の振り方も、左手の使い方も。漠然と爆演系のベルリオーズを予期していたんだけど、熱いだけではなくていねいで意匠を凝らした感あり。東フィルも好調で、精彩に富んだベルリオーズを聴くことができた。
●バスケスといえば、マーラー「復活」のクライマックスを指揮者ごとに聴き比べた Mahler enthusiasm。大巨匠たちを相手にトリを務める完璧な熱狂。
July 20, 2013