●大宮アルディージャがベルデニック監督をまさかの解任。昨季から今季にかけて21試合連続不敗のJ1記録を打ち立て、今季は序盤から首位を快走、一時は独走態勢に入りそうな勢いがあったのに、ここに来て5連敗で急降下。引分けのあるサッカーで5連敗はたしかにひどい。でも、昨季までの残留争いの常連がここまで順位を上げたのに解任とは。傍目にはノヴァコヴィッチのケガによる戦線離脱でチームが崩壊したように見えるわけだけど、実のところはわからない。試合見てないから。しかし惜しい。強い時期に一試合くらい観戦しておくべきだった……。
●で、ニッポン代表なんすけど、14日(水)に宮城で強豪ウルグアイと対戦する。ザッケローニが選んだメンバーは、欧州組と東アジア・カップで活躍した国内組のミックス。乾や細貝などこれまで「常連の控え」になっていた欧州組が呼ばれなかった。これは東アジア・カップをきっかけに代表内での序列が変動したというよりは、欧州のリーグ戦が開幕直後だったり開幕直前だったりするので、この微妙な時期にベンチに置く選手に長距離移動を強いるのを避けた、ということなんだろう。FIFAのカレンダー上は14日はインターナショナル・マッチデイなので、呼ぶ気になれば呼べたわけだが、やはり欧州と日本の物理的な距離の大きさはこういうときにハンディになる。
●ウルグアイはカバーニは欠場だが、スアレス、フォルランはそろっている。タレントぞろいにもかかわらず、現在進行中のワールドカップ南米予選では5位と不調。もしこのまま5位で終わるとアジア5位とのプレーオフになる。すでに出場を決めているニッポンよりもウルグアイにとってのほうがシリアス度の高い試合になるのでは。
●ニッポンの先発はきっと欧州組中心ベストメンバー+トップに柿谷、後半から豊田、工藤、山口、青山と徐々に選手を東アジアカップ組に入れ替えていくイメージか。欧州組は酒井高徳のみ控えスタートで、たぶん後半から入る。ちなみにセンターバックはマリノスの栗原が落選して、森重に加えて伊野波が復活している。ザッケローニは控えの一番手を栗原と伊野波のどちらにするかで延々と迷い続けているみたい。森重の逆転は十分ありうる。
August 12, 2013