February 17, 2014

大雪が続く

雪●先週に続いてまたしても雪。それもかなりの量が積もった。14日は雪のバレンタインデーだったが、こんなに降ってしまうとロマンティックでもなんでもなく、災厄そのもの。ニュースを見て、雪そのものが及ぼす害もさることながら、交通網が麻痺して地域が孤立化してしまう恐ろしさを改めて感じる。特に物流については震災直後にも感じたことだけど、綿密なスケジュール通りにすべてが滞りなく進捗することを前提として私たちの便利すぎるほど便利な日常が成り立っているのだと痛感。被害に遭われた地域のみなさまにはお見舞い申し上げます。
●14日はNHKホールのマリナー&N響へ。雪が降ったのはこの日だが、日中はまだ先週ほどでもなく電車もかろうじて動いていたので、通常通りのルートでNHKホールへ。軽登山靴で原宿駅から徒歩で雪のなかを歩く。どうしても聴いておく必要のある公演だったので、思い切り早く出かけたら開演1時間前に到着。マリナー翁の円熟味あふれるドヴォルザークを堪能。皇太子殿下ご来臨。電車の混雑を別とすれば帰宅時も大きな問題はなかったが、雪のなかを歩きまくって体力を消耗する。バスルートは待ち時間が大変そうなのでパス。
●むしろ困ったのは翌日15日。この日は三鷹市芸術文化センターでフライブルク・バロック・オーケストラを聴く予定だった。現地までのルートをさまざまに考えて、もっとも確実性の高そうなバス乗継ルートを見つけ、普段は使わない少し離れたバス停まで歩くことにした。道路はぐちゃぐちゃで悪戦苦闘しながらようやくバス停までたどり着くと、だれも人が待っていない。貼り紙に「本日運休」の文字を見てしばし呆然。が、別のバス会社は動いていると知り、バス→電車→バスの別ルートで現地までたどりつけることに気づく。で、なんとか目当てのバスに乗ったものの、車内はすさまじい混雑でバス停ごとにたっぷり時間をとられるうえに、ゆっくりとしか走れず、途中でこれはなにがどう転んでも間に合わないと観念して途中下車。白旗。今回は縁がなかったと思ってあきらめた。
●また雪のなかを歩いて、帰宅してから気を取り直してデスクワーク。演奏会には行けなかったが、その分、仕事が進んだと思えばいいじゃないの。会場では稀代の名演が繰り広げられたにちがいない。

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