●先日のニッポン代表メンバーの発表といい、佐村河内守会見といい、最近、記者会見がリアルタイムでネット中継されることが増えてきた。従来は限られたメディア関係者しか招かれることがなかった会見の場を、そのまま生の形でだれもが見ることができる。クラシック音楽関係でも来日アーティストなどでいくつか同様の試みがあったと思う。
●で、ああいう会見って、どうすかね、見てて。案外退屈というか、かったるいものだと感じた人が多いのでは。最初のしばらくは興味深いけど、1時間丸々見る人は少数派なんじゃないかな。無編集の会見を見ると、やっぱりニュース映像とかワイドショーとか編集済みの映像はよくまとまってるんだなと感じる。生の映像には「見出し」や「章立て」がないから。無編集の映像=最弱コンテンツ理論。
●なんの会見だったか忘れたけど、以前、自分が取材しに行った会見でもネット生中継が入っていたことがあった。そのとき「質問しないんだったら(実際質問しなかった)、これウチでネットで見てても同じだし、そのほうが往復の移動時間を節約できたなー、着替えもしなくてよかったし」とか、ふと怠惰なことを思ってしまった(笑)。いや、実際はそんなものじゃないはずなんだけど。
May 21, 2014