●現在発売中の「コトレシピ」12月号(冬号)での特集記事「今こそ気軽に楽しみたい! クラシック音楽」で、「ナットクのクラシック名曲選」を書いた。他の執筆者に小田島久恵さん、鈴木淳史さん。コーナー冒頭のインタビューに錦織健さん。
●この「コトレシピ」は旅行、ライフスタイル、カルチャーといったテーマで編集されたシニア向けの雑誌で、表紙が八代亜紀だったり、総力特集が「大人の冬は、ゼッタイ沖縄!」だったり、「イマドキの孫事情」という実践的な記事が組まれていたりするのだが、手に取ってみると意外と現役世代にとっても読みでがある。「なるほど、沖縄は夏よりも冬に避寒に行くべし!」とうなずいたり、孫とつきあうための「イマドキ子ども用語事典」を読んで、言葉だけ耳にしていた「トッキュウジャー」とか「アイカツ!」のなんたるかをついに知る。当然のごとくフルカラーで紙面は美麗なんだけど、記事内容は全体に地に足がついているというか、見たくもない夢が売られている感がない。ほどよく元気。
●もうひとつ、大阪のいずみホールの音楽情報誌 Jupter で連載している「ネットで遊ぶクラシック」が、今号で最終回を迎えた。コンサートホールの広報誌なのに、ネット経由での音楽の楽しみ方をテーマにしていたという異例の連載記事で、当初一年のつもりでスタートしたが、二年間続いた。こういったIT系の連載は、日経パソコン PC Onlineでの連載以来久々だったこともあって、自分にとって考えを整理するいいきっかけにもなった。
November 26, 2014