●ニッポン代表の次期監督候補の名前がいろいろと挙がっていて、なかなか興味深い。報道のなかにはまったくのデマもあるだろうが、真実もあるはず。ザッケローニに決まるときだって、その前に候補としてアギーレの名前が出ていたのを覚えている(ていうか、ザッケローニは予想外でびっくりした)。あのときアギーレに断られて、何番目かの候補であるザッケローニに決まって、それから4年経って念願のアギーレに就任してもらったら、八百長騒動であっという間にいなくなったわけだ。いろんなことがあるものだなあ。
●で、報道によれば、本命としては、前回W杯でアルジェリア代表監督を率いていたハリホジッチか、現在カタール・リーグで監督をしているミカエル・ラウドルップなんじゃないかっていう雰囲気になっている。ハリホジッチはオシム路線というか、ボスニア・ヘルツェゴビナ出身の智将で、フランスで実績を積んだ後は、アフリカや東欧で監督業を歴任している。本人が引き受けてくれれば最高の選択肢かも。ミカエル・ラウドルップはデンマーク代表の元スター選手で、ビッグクラブを渡り歩いた後にヴィッセル神戸にも一時期在籍している。まだ50歳。マジョルカやスウォンジーを指揮している。
●ほかにマガト、スパレッティの名前も挙がっているみたい。このあたりの人は「キャリアの締めくくりの仕事」くらいに思わないと、なかなか日本までは来てくれないのでは。
●すでに日本代表監督のオファーを断った監督として、プランデッリ、ラニエリ、マッツァーリといった名前が挙がっているが、日本サッカー協会のほうではこれらのだれひとりとして候補リストにも入れていないっていう話もあって、なにが本当かさっぱりわからない。代理人たちがうまくこの件をダシに使っているだけじゃないかという気もする。
●もうオリヴェイラやストイコヴィッチのような元Jリーグ監督勢はないのかなっていうムードになっているが、本命との交渉が不調の場合はまだまだありうるのでは。
February 12, 2015