May 21, 2015

ブラ2特異月

●20日はエド・デ・ワールト指揮N響へ(サントリーホール)。本来ならジンマンが指揮する予定の公演だったが、代役でエド・デ・ワールトに。プログラムは変わらず、シューマンの「マンフレッド」序曲、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ホ短調(ギル・シャハム)、ブラームスの交響曲第2番。シャハムのソロは明るく流麗。アンコールにバッハのガヴォット。快速テンポによる闊達なバッハ。後半のブラームスはきびきびとした音楽の運びだが、即物的というほどではなく。
●今月はブラームスの2番の特異月になっている。5月13日にベルトラン・ド・ビリー指揮都響、17日にエイヴィン・グルベルグ・イェンセン指揮読響、そして20日&21日にエド・デ・ワールト指揮N響が、ブラームスの交響曲第2番を演奏した。ざっくりいって首都圏で最大のべ8000人くらいの人が今月ブラ2を生で聴いていることになる。なぜ、こんなに「ブラ2」ばかりが演奏されるのか。仮説1。5月のさわやかな気候に合わせて、田園的な性格を持った交響曲を選んだらブラ2になった。仮説2。すべてはただの偶然。2かな。

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