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July 30, 2015

ジェレミー・ローレル&読響のオール・メンデルスゾーン・プロ

●29日はサントリーホールで新鋭ジェレミー・ローレル指揮の読響。コンサートマスターにダニエル・ゲーデ。オール・メンデルスゾーン・プロで「真夏の夜の夢」序曲、ヴァイオリン協奏曲(ヴェロニカ・エーベルレ)、休憩をはさんで後半に交響曲第4番「イタリア」。ジェレミー・ローレルは1973年生まれのフランスの指揮者。古楽オーケストラのル・セルクル・ドゥ・ラルモニーを創設して頭角を現した、というプロフィールから予想されるほどには斬新さを求めたアプローチではないが、清新で勢いのある「イタリア」を満喫。ヴァイオリン協奏曲ではエーベルレの濃厚なソロが見事。のびやかで流麗でありながら、しっかりとした芯の強い音。
●「真夏の夜の夢」序曲って、チューバが入ってるんすよね。チューバというか、当時はオフィクレイドか。この10分のために一人多く必要になってしまうのがぜいたくだけど、ツボでもあるので削って最適化するというわけにもいかない。