August 24, 2015

アットホーム presents N響 Special Concert

●21日はサントリーホールでアットホーム presents N響 Special Concert。フィンランド出身のヨーン・ストルゴーズ指揮によるオール・ベートーヴェン・プロ。「エグモント」序曲、ピアノ協奏曲 第3番(アリス・紗良・オット)、交響曲第5番「運命」という王道のプログラム。ずしりとした手ごたえのあるオーソドックスなベートーヴェンを堪能。
●アリス・紗良・オットがステージにあらわれた瞬間に、客席のオッサンたちがどよめいた(ような気がする。実際に音はしてないけど)、美しすぎて。曲が終わると盛大なブラボー。アンコールにシューマンの3つのロマンスOp.28から第2曲。
●ベートーヴェンの「運命」は、第4楽章のリピートをしてくれてうれしい。あんなにカッコいいリピートを省略する手はないと思う。2回目を聴いているときも、「なんならもう一回リピートして3周目に入ってくれてもいいんだけどなー」と思うが、3回繰り返してくれた人はいない(そりゃそうだ)。
●「運命」の後に、アンコールでシベリウスのアンダンテ・フェスティヴォ。これが絶品。弦楽合奏に最後にティンパニが加わる。この曲にティンパニなんて入ったっけ?と思って、帰ってから確かめてみたらad lib.(随意に)で入っていた。

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