amazon
November 6, 2015

フットボール系あれこれ~武藤、代表、ハーフナー・マイク

●先週末のブンデスリーガ、アウグスブルク対マインツで、マインツの武藤嘉紀がハットトリックを達成。録画でざっくり見る。試合は3対3で引き分けだったが、3点目はロスタイムでの同点弾。武藤がヒーローになった。この日はワントップの位置で起用され、1点目と2点目はほぼ「ごっつぁんゴール」、3点目はペナルティエリア内で思い切り振り抜いたシュートが相手ディフェンスに当たって微妙に角度を変えてゴール。幸運もあったがポジショニングがよくなければこうはならない。武藤はドイツでプレーしていてもフィジカルで見劣りしないのがスゴい。
●マインツには武藤がいたわけだけど、相手のアウグスブルクには韓国人選手トリオが所属していて、この日はク・ジャチョル、チ・ドンウォン、ホン・ジョンホとそろって先発。ク・ジャチョルも1ゴールを決めた。ほかのチームを眺めても感じるけど、ニッポンにしても韓国にしても、だいたい代表レベルの選手だったらドイツの1部相当でやれる程度の実力はあると思えるようになってきた。個別にチームにフィットするしないの差はあるにせよ。
●ハリルホジッチ監督が今月のW杯2次予選、シンガポール戦とカンボジア戦に向けてのメンバーを発表。キーパーが西川周作(浦和)、東口順昭(G大阪)、林彰洋(鳥栖)の3人。これまで3番手に入っていた仙台の六反(元マリノスの第3キーパーだ)が落選して、林彰洋が入った。マリノス者としては心情的に六反を応援せずにはいられないので、なんとかまた代表に帰ってきてほしい。
●で、本来の正キーパー、川島は所属クラブが決まらないまま宙ぶらりんになっていたが、報道によるとスコットランド1部のダンディー・ユナイテッドと契約寸前まで来ているらしい。あとは労働許可証が出るかどうかの問題。しかし欧州での川島のキャリアはベルギー→スコットランドということになりそうだが、どうなんすかね。イタリアとかドイツの1部でプレイしていてもおかしくない選手だと思っていたけど……。ドイツでこれだけ多くの日本人選手が活躍しているのを見ると、欧州へ渡る際の入口をどこにするかというのは、選手にとって考えどころだな、と。
●今回、代表入りが有力視されながら選ばれなかったのがハーフナー・マイク(彼もマリノス育ち)。所属するADOデンハーグで今季8ゴールと絶好調なのに惜しすぎる。マイクの場合は、Jリーグからオランダ→スペイン→フィンランド→オランダと渡り歩いている。スペイン1部のコルドバに移籍を果たしたと思ったら、チームの不調と監督交代であっという間にスペインを去り、なぜかヘルシンキに移って活躍して、またオランダに帰ってきた。オランダは両親の故郷だから変則里帰りみたいなもの? 気がついたらもう28歳。代表で大ブレイクすると信じているのだが、そろそろ……。