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December 24, 2015

ナクソス・ミュージック・ライブラリーにユニバーサル系レーベルが参加

●ようやく、というべきだろう。12月19日よりナクソス・ミュージック・ライブラリー(NML)にユニバーサル系レーベルが新規参加。当初、多数の独立系レーベルの集合体だったNMLも、EMIやErato、さらにDG、Deccaが加わって、おおむね一通りの音源が聴けるようになった……と言いたいところだが、本日時点ではユニバーサル系音源の点数はまだわずか。これから怒涛の勢いで増えていくことを期待。
●もっともApple MusicとGoogle Play Musicがすでに日本国内でのサービスを開始しているので、そちらを使えばユニバーサル系の音源も山ほど聴ける(Amazonのほうはまだ見てないのだがどうだろう?)。もう単に音源を聴くという点だけに関していえば、Apple MusicかGoogle Play Musicのどちらかさえあればいいのかも。
●ただ、NMLにはほかにはない圧倒的な強みがあって、作曲家名、作品名、アーティスト名等が日本語化されているのはここだけ。ただでさえ音源のメタデータがむちゃくちゃなことになっている音楽配信の世界にあって、整備された日本語で検索できるのはやっぱりありがたい。作曲家別作品表も役立つし、同曲異演を演奏時間順に並べ替えるとか、そういった機能が有効な場面もある。だんだん聴くのはAppleやGoogle、調べるのはNMLみたいな感じで棲み分けができていくのだろうか。