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March 15, 2016

LFJ金沢2016の独自色

LFJ金沢2016●今年のラ・フォル・ジュルネ金沢は4月28日から5月5日にかけて開催される。本公演は5月3日から5日。テーマは東京やナントと同じく「自然と音楽 - ナチュール」。とはいえ、近年ますます独自色を強めつつあるLFJ金沢だけに、今回も他では見かけないアーティストが登場する。バボラーク・アンサンブルによるブラームスのホルン三重奏曲やベートーヴェンの六重奏曲、ベルリン・フィル第1ヴァイオリン奏者の町田琴和とOEKメンバーによるヴィヴァルディ「四季」、韓国から招かれるプチョン・フィル等々。OEKのヴェルディ「椿姫」ハイライトとか、池辺晋一郎が金沢生まれの詩人室生犀星の詞に曲を付けた合唱曲を指揮するとか、恒例の「能舞とクラシック」もある。ていうか、いつのまにかルネ・マルタン企画よりも地元独自企画のほうが公演数が多くなってないすか! この公演制作力はすごい。
●で、このビジュアル。一瞬、いつものLFJのイジー・ヴォトルバさんのイラストだと思うが、いやいや待て。東京ではすでに昨年からヴォトルバさんのイラストは使わずに、新しいビジュアル路線を展開している。でもLFJ金沢は、ウチはヴォトルバさんのイラストが気に入っているから変わらずこっちで行きますよ、と考えて独自にイラストをお願いしているのだろうか。金沢駅前の鼓門がしっかりフィーチャーされている。