April 12, 2016

東京武蔵野シティFCvsアスルクラロ沼津@JFL

武蔵野vs沼津
●10日は武蔵野陸上競技場でJFLの東京武蔵野シティFC(旧・横河武蔵野FC)vsアスルクラロ沼津。「J3を目指す!」としてチーム名から企業名を外し「東京武蔵野シティFC」という都会なんだか田舎なんだかぜんぜんわからない名前に生まれ変わったのはいいとして、ここまで2分3敗と勝ち星なし。昇格どころか降格の可能性が見えている。かつて最強アマチュアチームとしてJリーグを目指すクラブを次々と屈服させて、「門番」と恐れられていた時代もあったというのに。
●で、このチーム、ワタシが観戦した時の勝率は異常に低い。おまけに相手はこの時点でリーグ2位の沼津とあっては、まるで勝てる気がしない。それなのに、だ。なんと、今季初勝利を収めたのである。この日の武蔵野はもともとの堅守に加えて、攻撃が機能していた。前半から沼津相手にゲームを支配し、サイド攻撃からなんども決定機を作り出していた。特にこの日は長い距離のパスの精度が高く、一本のパスから局面を大きく展開するという見ごたえのある場面が続出。沼津のキーパー石田良輔がファインセーブを連発したため、前半はスコアレスに終わったが、予想外の武蔵野ペースでゲームが進んだ。後半は次第に相手に押し返される展開となったものの、74分にカウンターから交代出場の若狭友佑が鮮やかにゴールを決めて先制。その後は沼津のロングボール攻撃を耐えきって、1対0で勝点3をゲット。有料観客数は1117名と、かなりの盛況だった。ギリギリ花見シーズンでもあったので。
●武蔵野はいつのまにか3バックになっていた。なんだかがっしりと目方のありそうな選手が増えてきたような印象も。ちなみに本田圭佑選手は健在で、先発フル出場(ACミランの10番と同姓同名の選手がいるのだ)。あと、アスルクラロ沼津にはまさかの現役復帰を果たした中山雅史が所属しているのだが、ベンチにも名前なし。さすがに48歳で公式戦出場は容易ではないか。ちなみに両チームとも平均年齢は26歳。

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