●28日はレナード・スラットキン指揮N響へ(サントリーホール)。前半がバーンスタイン作曲の「キャンディード」序曲、「オン・ザ・タウン」から「3つのダンス・エピソード」、「ウェスト・サイド・ストーリー」から「シンフォニック・ダンス」、後半はマーラーの交響曲第4番(ソプラノ:安井陽子)というプログラム。前後半でがらりと雰囲気が変わるが、マーラーが指揮者バーンスタインにとって重要なレパートリーであったことを思えば、筋は通っている。そういえばスラットキンもレナードだった。
●前半のバーンスタイン作品が圧巻。N響のブラス・セクションがこれだけ明るくのびやかなサウンドを聴かせてくれるとは。強力。オーケストラ全体の鳴りっぷりもよく爽快。客演指揮者でカラーがこれだけがらりと変わるあたりに、以前と比べオーケストラのフレキシビリティが一段と高まってきていると実感する。
●「シンフォニック・ダンス」の「マンボ!」の掛け声では、スラットキンが果敢に客席に向かって発声を求めた。が、ここはN響定期。ほとんどだれも反応しない。2回目にもう一度スラットキンはさらにはっきりと客席に向かって「マンボ!」を求める。やっぱり反応しない。ごめん、ワタシも「マンボ!」って叫べなかった。反省する。なんだろ、これがサマーコンサートとかファミリーコンサートみたいなのだったら言えたかもしれないんだけど、定期だと出ない。ホント、すまない、金縛りになってしまって。罰として家に帰ってから大声で練習する。「ウ~~~~~~、マンボ!!」(←それ違うし)。
●明日3日から東京はラ・フォル・ジュルネ。三日間、会場に詰めてます。東京国際フォーラムへGO!
May 2, 2016