June 6, 2016

ニッポンvsブルガリア代表@キリンカップ2016

ブルガリア●週末はコンサートもあれこれあったのだが、遅ればせながらニッポン代表のブルガリア戦を。
●実は5年ぶりに開催されるキリンカップ。第一戦の相手はブルガリア代表。かつては国内リーグがシーズン中の日本代表と、欧州がシーズンオフに入った後に召集される海外の代表チームが戦う大会だったわけだが、今やニッポン代表も欧州でプレイする選手が大半になったので、立場は先方もこちらも似たようなものになった。逆に言えばシーズン中バリバリのJリーグ組はチャンスでもあり。
●メンバーはGK:川島-DF:酒井宏樹、吉田(→昌子)、森重、長友-MF:長谷部(→遠藤航)、柏木-小林悠(→浅野)、清武(→原口)、香川(→宇佐美)-FW:岡崎(→金崎)。本田がコンディション不良のため小林悠が先発したのが目を引く。川島が久々に復帰。所属クラブはどうなるのか。柏木をセントラルミッドフィルダーとして使っている。後方からプレイメイクするような従来の遠藤のイメージ。
●ブルガリアはまもなく開催されるEURO2016の出場権を獲得していないので、すでに選手たちはオフシーズンのコンディションだろう。プレイが軽い。そこでニッポンのホームゲーム。当然のようにニッポンがボール支配率で勝り、次々とチャンスを作り出す。ニッポンの攻撃の精度も高かった。前半4分、柏木が浮き球でラインを抜け出す岡崎の頭に合わせて、あっさりと先制。前半27分は柏木が左サイドの長友に展開、これをフリーでクロスを挙げるとファーの香川にドンピシャ、頭でゴール。さすがに余裕があるとこれくらいの精度のクロスが来るのか、という見事なプレイ。さらにゴールラッシュが続いて、前半でまさかの4ゴール、終わってみれば7対2というスペクタクル満載のゲームというか、大味なゲームというか。近年まれに見るスコア、しかも曲がりなりにも欧州の代表チーム相手にこんなスコアが実現するのだから驚き。
●ドイツでの評価の高さの割に近年の代表では立ち位置の微妙な清武が本領発揮。このポジションは交代出場した原口をはじめ、競争が激しい。2列目は国内組も含めて大激戦区。小林悠はあまりいい形でボールをもらえず持ち味を十分発揮できず。川島はビッグセーブを見せた。なにも衰えてはいないように見える。柏木は非常によかった。U23ではベンチに座りがちな浅野拓磨だが、ハリルホジッチの評価は高いのかフル代表に呼ばれ、交代出場。ペナルティエリア内で切れ味鋭い個人技で相手を交わし、ファウルを誘ってPK。猛烈なスピード。これを自分が蹴ると強く主張して(チームの約束事では宇佐美がキッカーだった模様)、代表初ゴールを決めた。ジャガー・ポーズも披露。いずれ代表のエースになってもらわねば。

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