July 28, 2016

スナホ・ゲーム解放区

●ポケモンGOにはひとたび遊びだしたら自分が底なし沼にハマって生活が破綻するんじゃないかという危険な香りを感じて、手出し無用だと思ってるんだけど(もともとゲーム大好き人間だし)、いい話だな~と思ったからメモっておく。
●「鳥取砂丘で87カ所ポータル申請 Pokemon GO 解放区のきっかけに」(ITmediaニュース)。なんにもない鳥取砂丘に大量のポケストップが集中していて、どうしてかなと思ったらそれはひとりのIngressプレーヤーのおかげだったという話。Ingressというのは同じ米Niantic開発によるポケモンGOの兄貴分みたいなゲームで、このプレーヤーが砂丘を歩いて大量のポータルを申請したのだとか。で、そのポータルがポケモンGOでポケストップに転用されたので、鳥取砂丘はがぜんポケモンGOで注目を集めるようになった。鳥取県は「鳥取砂丘スナホ・ゲーム解放区宣言」を発表して、観光客誘致に力を入れている。
●これってホントにカッコいい。ひとりで砂漠を緑化した男、みたいなイメージ(砂漠じゃなくて砂丘だけど)。家庭用ゲーム機やアーケードゲームの全盛期にもネットとかパソコン通信(死語)を通じて個人の力で裏技やらチートが共有されて、ゲームの世界に広がりを感じたものだけど、それらはしょせん開発者の作った世界の内側の話。こっちは外側に向けて開いているというか。
●ポケモンGOもさることながら、その次の展開が楽しみな感じ。これってまだファミコン時代でいえばドラクエIIくらいがリリースされたあたりの黎明期なんだろうし。

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