amazon
September 21, 2016

Apple Music vs Google Play Music 2016年秋

●当欄ではストリーム音楽配信定点観測として、ときどきApple MusicとGoogle Play Musicを比較しているのであるが、先日のiTunesのバージョンアップでApple Musicが悲惨な画面デザインになってしまった。なにしろ、日本語フォントがこんなことに(Windows 10)。
iTunes 12.5.1.21
●これ、日本語じゃないでしょ? よく見ると「放送交響」と「楽団」でフォントが違うという謎。Appleに限ったことではないが、IT系のサービスはよく日本語を忘れる。ほかにもフォントのサイズが巨大すぎて不自然だったりするし、そもそも見出しに使われる「見つける」とか「新着ミュージック」みたいなのは日本語表現としてどうなんすかね。
●と言いつつも、最近ではすっかりApple Musicに頼り切っている。少なくともクラシックに関してはGoogle Play MusicよりもApple Musicが頼りになる印象だ。クラシックの新着タイトルのコーナーを見ても、Apple Musicのほうがしっくり来る。「そろそろGoogle Play Musicは不要かな~」と一瞬思ってしまったのだが、最近ある音源がAppleにはないけどGoogleには見つかって救われたという経験をしたのと、今回の謎バージョンアップによって、まだまだ両者を併用する必要があると痛感。
●ちなみに上記の音源は新譜コーナーにあったハルモニアムンディ・フランスのハーディング指揮スウェーデン放送交響楽団によるラモー「イッポリトとアリシー」組曲+ベルリオーズ「幻想交響曲」。中身はたいへんすばらしい。
●相変わらずNaxos Music Libraryは音源情報が統一表記にのっとって日本語化されているという点で、独自の価値を保っている。だからこれも手放せない。結局、相変わらずこの3サービスを状況に応じて使い分けるしかない。「Spotifyがついに上陸する!」となんどもなんども言われてまだ上陸していないのだが、もし始まったらそっちも使うことになるのだろうか?