●まだチャンピオンシップという謎すぎるプレイオフが残っているが、J1のリーグ戦は終了。2ステージ制を無視してトータルの順位を見れば優勝は浦和レッズ。得失点差でも1位。リーグ最少失点。浦和が本当のチャンピオンだ。2位は勝点2の差で川崎。
●で、降格争いは、18位福岡、17位湘南の降格が先に決まり、残り1枠は最終節までもつれ込んだ。名古屋と新潟、ともに最終節で敗れてしまったのだが、得失点差で名古屋の降格が決定。Jリーグ創設からずっと1部リーグにいた名古屋がついにJ2に陥落。ファンは悔しいと思う。リーグ屈指の高い人件費を誇りながら降格するなんて、本来ならありえない事態。なんの監督経験もないかつての名選手がいきなりトップリーグの有力クラブの監督兼GMになって、どうなるのかなあと思ったら、開幕戦に勝っちゃったじゃないすか。序盤を好成績で乗り切ったことでかえって難しくなった面もあったかもしれない。Jリーグも選手時代の名声じゃなくて、指導者としての実力で監督を選ばないと大変なことになるくらいにはレベルが上がって来たということか。
●新潟は今季もJ1に残った。J2からJ1に昇格を果たして以来、一度も降格していないのでは? この規模のクラブでこれだけの残留力があるのは驚異的。
●しかしいつも思うんだけど、毎シーズンのように苦しみながらJ1の下位で戦うのと、昇格の希望を抱きつつJ2の上位で戦うのと、ファンはどっちがハッピーなんすかね。J2だとたくさん勝ち試合に出会えるよ?(悪魔のささやき)。っていうか、J2ってかなり楽しいじゃないすか。十分エキサイティングでレベルも高いわりに、スタジアムの雰囲気もほどほどでよかったりして。選手の立場だったらJ1がいいに決まってるけど、ファンの楽しみとなるとまた話は別って気がする。
November 9, 2016