●クリーニング屋のビニール袋をかぶったまま、たぶん10年くらいは着ていないんじゃないかという白のワイシャツを発見した。着てみると、なんだかサイズが大きい。首回りがゆるゆるで指一本どころか拳が入りかねない。袖もやたらと長い。上着の袖からガバッとシャツがはみ出る。どう考えても、これは着用できない。なぜこんなことになったのか、考えてみた。
●仮説1。この10年の間に体が縮んだ。縮みゆく男なのか。
●仮説2。これは自分のワイシャツではない。10年前、クリーニング屋から手違いで他人のシャツを受け取ってしまったにもかかわらず、すぐに確認しないまま月日が経ってしまった。10年前、ピチピチのワイシャツを着て苦しそうにする巨漢を近所に見かけなかっただろうか。
●仮説3。シャツが伸長した。
●ひとまずは正しいサイズのシャツを一着、買い求めることにした。
November 29, 2016