●26日は東京オペラシティで佐渡裕指揮東京フィル。ワーグナーの「タンホイザー」序曲ではじまり、御喜美江のアコーディオンによるピアソラのバンドネオン協奏曲、そしてブラームスの交響曲第1番というプログラム。ピアソラのバンドネオン協奏曲をアコーディオンで演奏するというのが逆輸入?みたいな感じでおもしろい。曲は古典的な3楽章の協奏曲の枠組みでピアソラ流のタンゴが展開されたもので、ほかの小さなピアソラ作品同様、ムンムンしててカッコいい。第2楽章でアコーディオンとハープとヴァイオリン・ソロ(後でチェロのソロも)がトリオになるところが美しい。アンコールにスカルラッティのソナタ ハ長調 K.159。アコーディオンってこんなこともできるんだ。
●ブラームスの交響曲第1番は20世紀のオーソドックスなスタイルで、聴きごたえ十分。東フィルのサウンドは明るく、しかも重量感も不足せず。端正で格調高いブラームスで、終楽章のコーダは煽ったものの、全体に力みのない指揮ぶりが印象に残る。
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●忘れないように自分メモ。今年のラ・フォル・ジュルネは5月4日から6日まで。暦通りで5連休ができていて、その真ん中の3日間に入る、と。
January 27, 2017