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April 11, 2017

DAZNでマリノスvsジュビロ磐田戦

●さて、土曜日のJリーグ、マリノスvsジュビロ磐田戦なのだが、磐田に移籍した中村俊輔とマリノスの齋藤学の新旧10番対決が見られるという注目度ゆえか、NHK-BSでも中継があった。だから録画もした。でもどういうわけか、DAZNで見てしまう謎。
●で、試合だが、なるほど、(今の)中村俊輔って敵に回すとこんな選手なんだというのを初めて実感できたかも。とにかくフリーキックを蹴らせたくない。コーナーキックですらイヤだ(実際、一点やられた)。一方で、こうも思う。なるべく俊輔のサイドから攻めて、俊輔に守備をさせる展開に持ち込みたい。マリノスの1点目は齋藤が右サイドをドリブルで突破してピンポイントでクロスを入れ、中でマルティノスが決めたもの。俊輔もカバーに入っていたわけだが……。あとは、磐田がボールを前に運べない展開になると、俊輔がディフェンスライン近くまで下がってボールを受けて助けることがよくある。こんなふうにフリーポジション的に俊輔が下がってくれると、あまり怖くない。
●マリノスの攻撃は全面的に齋藤のドリブル突破→カットインまたはクロスの形に依存していて、なんとなく今シーズンも「定位置」あたりの順位をうろうろするのかなと覚悟している。2点目も齋藤のアシスト。ただし、これはパスを受けた金井のターンからシュートへのスムーズな動きが神技級。2対1で勝利したものの、終盤に磐田が決定機に外す幸運もあった。
●10番対決といってもポジションや役割が違うのでなんとも……といった感じだが、スタッツを見ると俊輔は齋藤よりずっと走っている。磐田では川辺と俊輔がもっともよく走っていて、11.97~11.98km。このふたりほど走った選手はマリノスにはいない。ただしスプリント回数となるとマリノスの両翼、齋藤学が29回、マルティノスがなんと33回。磐田はもっとも多い選手でもムサエフの18回。走ってピッチを幅広く使う磐田と、スペースに飛び出す走りを重視するマリノスと、走りのスタイルの違いが数字にあらわれている。