June 22, 2017

DAZN、ヨーロッパチャンピオンズリーグ全試合の独占放映権を獲得

スタジアム●うっかりとこの大ニュースを見逃していたのだが、先日、髪を切った際にサッカー好きの美容師さんから教えていただいた。DAZNが2018/19シーズンから3年間、ヨーロッパチャンピオンズリーグ全試合の独占放映権を獲得。マ、マ、マジっすかー! Jリーグやスペイン・リーグに続いて、チャンピオンズリーグまで。あっという間にサッカー・ファンには必須サービスとなったDAZNだが、ついに最強コンテンツを獲得してしまった。しかも独占放映権……。スカパーの最後の砦がこんなにもあっさりと。サッカーファンが大量にスカパーから離れてしまうことは確実。というか、こうなってくると、CSとかBSってなんだ?ってことになりかねない。スポーツ中継は急激にテレビ放送ではなくネット配信で見るものになりつつある。DAZNのような全試合を生中継するというスタイルは、チャンネル数の限られたテレビではまねできないし、いったんオンデマンド配信を当然のものとして受け入れてしまうと、もはや「わざわざ事前に録画設定しておかないと見られない試合」が不条理に思えてくる。
●で、その若い美容師さんと話していたら、「でも、ウチは回線がモバイルしかないんすよねー」。そう、いまどきは家に固定電話がないんである。独身時代はもちろんのこと、家庭を持っても新たに固定電話を導入する理由がないので(あっても迷惑電話しかかかってこない)、ずっとモバイルで済ませてしまうそうで、DAZNを使うとなったら容量無制限の高速通信サービスが必要になるのだとか。なるほどね。ネット配信サービスというものは、固定電話と光回線を当然のように導入するオッサンと親和性の高いサービスなのだと実感。ベルリン・フィルやN響が動画やハイレゾ音源を配信するのは筋が通っているのか。

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