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July 28, 2017

ICCの「パフューマリー・オルガン」

パフューマリー・オルガン
●東京オペラシティのコンサートホールの上階にあるのが、ICCことNTTインターコミュニケーション・センター。ここではテクノロジーを活用した多彩なメディアアートが展示されていて、現在開催中なのは「オープン・スペース 2017 未来の再創造」と「ICC キッズ・プログラム 2017 オトノバ 音を体感するまなび場」。ともに入場無料という気前のよさ。コンサートのついでにふらりと立ち寄るのも吉(ただし午後6時まで)。
●写真は「オトノバ 音を体感するまなび場」に展示してあった「パフューマリー・オルガン」。音に高さと低さがあるように香りにも軽さ重さがある。そんな香りの記述方法「香階」を、鍵盤楽器で表現したらこうなったというもの。鍵盤を触ると、それぞれに対応した香りがふわっと漂うようになっている(一応、音も出る)。香水が入った瓶から匂いがプシューッと飛び出して、同時に後方のサーキュレーターからこちらに向けて送風されるという仕組み。スクリャービンが草葉の陰で大ウケしてそうな作品だ。8月31日まで。