September 4, 2017

33の変奏曲

●自分は演劇に関してはまったくの門外漢なのだが、このタイトルは気になった。劇団民藝が紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演する「33の変奏曲」(9月27日~10月8日)。つまり、これってベートーヴェンの「ディアベリのワルツによる33の変奏曲」のことではないの。現代のニューヨークで音楽学者キャサリンはなぜベートーヴェンがディアベリの凡庸なワルツをもとに大変奏曲を作ったのかを研究している。一方、1819年のウィーンで、ベートーヴェンはディアベリ変奏曲の作曲に没頭している。どうしてそんな曲で変奏曲を書いているのか、理由は秘書シントラーにもわからない。キャサリンとベートーヴェン、ふたりの人生が時空を超えて交錯する……といったあらすじ。モイゼス・カウフマン作、訳と演出は丹野郁弓。
●登場人物にベートーヴェンとシントラーがいるというだけでもかなり気になるんだけど、そこに現代の音楽学者キャサリンを絡ませるというのは、どんな展開なんすかね。ベートーヴェン「これってもしかして?」 キャサリン「私たち……」 「入れ替わってる〜!?」(←んなわけない)。
●スケジュールを眺めてびっくりしたんだけど、期間中は毎日上演があるんすね(普通そんなもの?)。オペラだったらありえないけど、演劇だと可能なのか。それにしてもすごい、体力的にもメンタル的にも。

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