●LPからCDに移行するとき、古い音源がどんどんCD化されていった。でも、その際に忘れられた音源もたくさんあって、「未CD化」っていう言葉ができた。近年になってようやく「初CD化」された音源もあるわけだ。
●で、今度はストリーム配信時代になると、どういうわけかCDでは出てたのにストリームでは聴けない音源っていうのがあるんすよね。レーベル丸ごと参加していないというわけじゃなくて、同じレーベルで聴ける音源と聴けない音源がある。Apple Music、Naxos、Spotify、Google Music、どれを検索しても見つからない。
●そういう音源はなんと呼べばいいのか。うっかり未デジタル化音源と呼びたくなるけどCDだってデジタルだからそれはヘンか。未ストリーム化音源? 未配信音源? そろそろマニア向けの音楽誌が「これだけは聴きたい! 未配信アルバム・ベスト100」みたいな特集記事を作っても驚かない。
October 24, 2017