●昨年に続いて、今年もこの時期はNHKホール前がこんなに真っ青ピカピカに。渋谷公園通りから代々木公園ケヤキ並木が青一色に染まる「青の洞窟」開催中。みんな写真を撮るわ撮るわ。絶好のインスタ映えポイントだし。ついでなので案内すると、細々と静かに続けているワタシのインスタのアカウントはこちら。
●で、22日はN響「第九」へ。今年はクリストフ・エッシェンバッハが指揮台に。定期公演でも評判を呼んだエッシェンバッハが、またも来てくれるとは。「第九」一曲のみのプログラム。独唱陣は市原愛、加納悦子、福井敬、甲斐栄次郎、合唱は東京オペラシンガーズ。合唱指揮に田中祐子で万全の布陣。
●エッシェンバッハの音楽は巨大。筆圧の強いタッチで一音一音塗り込めるかのような「第九」。骨太で豪放磊落なベートーヴェン。ぐっとタメが入ったり、息をのむような間をとったり。第4楽章の冒頭、一瞬どこで入っていいのかよくわからないような棒から始まる怒涛のカオス。vor Gottのフェルマータもたっぷり。全強奏のなかでも突出して存在感を放つピッコロ(少し笑った)。直線的な熱狂とはまた違う、大きなエネルギーを持った音楽を存分に味わった。
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●お知らせを。「東京・春・音楽祭」公式サイトの春祭ジャーナルで、ロッシーニにまつわる全3回のコラムを連載中。題して「ロッシーニに学ぶデキる男の仕事術」。第1回「夢の早期リタイア編」、第2回「グルメをきわめるセカンドライフ編」まで公開中。遊ばせてもらってるので、オススメ。
December 22, 2017