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January 26, 2018

浜離宮ランチタイムコンサート 安藤赴美子ソプラノ・リサイタル

●大雪の後、晴れの日が続いて雪はそれなりに融けてきたが、東京では48年ぶりの寒波がやって来て、やたらと寒い。朝出かけると気温は氷点下。地球温暖化と見せかけて氷河期が来そうな勢い(ウソ)。
●25日は午前中から浜離宮朝日ホールへ。11時30分開演のランチタイムコンサートで安藤赴美子ソプラノ・リサイタル。ピアノは河原忠之。ランチタイムコンサートとはいえ途中で休憩が入り90分コースで聴きごたえがある。「朝と昼」というテーマで歌曲とオペラの聴きどころを並べたプログラム。前半は歌曲でトスティの「アマランタの4つの歌」より「暁は光から影を分ける」、レオンカヴァッロの「2つのセレナード」より「フランスセレナータ」、プッチーニの「太陽と愛」(朝の歌)、リヒャルト・シュトラウスの「明日」。後半はオペラでヴェルディ「オテロ」より「柳の歌~アヴェ・マリア」、ボーイト「メフィストフェレ」より「いつかの夜暗い海の底に」、プッチーニ「蝶々夫人」より「ハミング・コーラス」(ピアノ独奏)+「かわいい坊や」。豊麗でのびやかな声を堪能。急用が入ってしまい最後まで聴けなかったのだが、こういったテーマ性のあるプログラムはとてもおもしろい。
●曲間にトークが入って、安藤さんによれば「夜の曲はたくさん見つかるけど、朝の曲は案外少ない」。まあ、やっぱりそうなのかなと思う。夜はいろんなドラマが起きそうだけど、朝は作曲家もなんだか苦手そうだし(←偏見)。歌曲やオペラ以外でも朝の曲は夜に比べると断然少なそうで、エルガー「朝の歌」、ラヴェル「道化師の朝の歌」、ハイドンの交響曲「朝」(朝昼夕の3部作だけど)、やや無理やりでヨハン・シュトラウスのワルツ「朝の新聞」……あとはなんだろう。「道化師の朝の歌」も早起きというよりは朝帰りってニュアンスだろうか?

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